はじめてのボードゲーム制作記

2017/5/14のゲームマーケットに出すべく、カードゲームを作ってみました。
実際にどのように作っていったかの記録を残しておきます。
またもや誰のためにもならないような記録になったので反省しました。

この記事はなるみが書いています。

作った人

・はむお
 ゲームデザイン担当。ご飯も作る。

・なるみ
 ゲームデザイン以外全部担当。半田付けとかしてる。


 

どんなゲームを作るか

もともとは違うゲームを考えていて(焼肉じゅーじゅーという、肉を焼いて良い焼きかげんになったら食べられるというゲーム)、テストプレイまで終わらせていたのだけれど、2016ゲームマーケット冬にて似たコンセプトのゲームが出ていたのを発見してしまい軌道修正。
尚、そのゲームは購入した。楽しかった。これ → JUST MEAT!! | スタジオG3 | ゲームマーケット
(めっちゃ大好きな漫画家さんたちのサークルだったことを知ってテンション上がった)


そこで新たに出たテーマが「社畜から絞りとるゲーム」。
社畜になるゲームは何個か見かけたけれど、社畜を飼う側のゲームがないなと思ったので。


その時のメモ

迫り来る労基。労働裁判から会社を守れ!!

(結局あまり守ることはできないゲームになった)


で、ここから、アイディアを詰めていく。

  • 利益カードと労働力カードを用意する。
  • 利益カードには「会社が起こすアクション」を入れる。
  • 労働力カードには「労働者が起こすアクション」を入れる。
  • 利益カードは「りえきカード」、労働力カードは「ろうどうりょくカード」の名称にする。
  • 基本的にどんどん会社はつぶれる。
  • なるみでもできる簡単ゲームが良い(難しいルールのゲームは一切やらないゆるゲーマー)


作品タイトルは、
はむお「ラノベみたいなタイトルが良い」
なるみ「じゃあ、【俺の会社が労働裁判で潰れるわけがない!!】は?」
はむお「それ」
こんなノリで決まりました。すべてゆるめで製作が行われております。


 

カード種類を考える

ご予算が決まっていたので、その中で作れるのはカード80枚くらいのゲームだね、ということでカード枚数が決定される。
 
「となると各8種くらいで作ればいいな」
 
ということで8種で検討を進めることに。枚数は後ほど調整することにした。
まず、各8種のカードリストを作る。
が、8種類のカードが思い浮かばなかったので、7種類に変更する。
思い浮かばないということは、必要ないということだ。


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※そのときの資料
これは最終版の資料なので、完成形となっています。
赤字はテストプレイなどを経て修正された箇所になっている。


各カードの名称は、どんなことがあると会社の利益をけずれるか?と考え、そこから出した。
カード枚数はいつの間にか決まっていた。テストプレイの項目を参照。

カード種類 カード名称 カード枚数
ろうどうりょく 転職 16
ろうどうりょく 労働裁判 4
ろうどうりょく かろうし 3
ろうどうりょく SNSで暴露話 7
ろうどうりょく 労基がくる! 5
ろうどうりょく 円満退職 1
ろうどうりょく バックレ 4
りえき 雇用 20
りえき 弁護士 3
りえき 企業スパイ 4
りえき コンサルタント 4
りえき ボーナス 1
りえき サービス残業 4
りえき ヘッドハンティング 4


 

テストプレイ

はむおがテストプレイ用カードセットを作って、テストプレイまで終わらせてきた。
「これ作った。遊んだ。楽しかった」
と、とてもためにならない感想をもらう。

すでに各カード枚数も決まっていた。どういう理由でこの枚数にしたの?と聞いたところ、
「なんとなく」
という回答が来た。
俺たちは雰囲気でボードゲームを作っているんだ。

面白かったならいいかと、そのまま進めることにした。


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※はむお製作のテストプレイカードたち


テストプレイは、なるみとはむおが一緒にプレイしたのは2回くらい。
2回遊んで、「ルールも簡単だし、これなら小学生でも遊べるな」と思ったのでこれでGoになった。

他の人のツイートなどで、「テストプレイは50~100回はする」というようなものを見て少し反省した。
次回は2人で5回くらいはやりたい。


尚、はむおにブログに書くからなんかノウハウみたいなの出してよと伝えたところ、
「・・・・・?」
みたいな反応が返ってきた。
彼は雰囲気でゲームを作っている。


※はむおにテストプレイについて聞いてみたところ、
「テストプレイをすればゲームの完成度は基本的には上がるよ」
「テストプレイしてる人の慣れ(?)によって、改善点が見つかるまでの試行数は変わるよ」
「人によって視点が違うから、いろいろな人にやってもらうといろいろな方向性の意見がもらえるよ」
という、わりとまともな返事が返ってきましたので、彼の名誉のためにこれを記載しておきます。


 

どこで印刷するか

見た感じ、他のサークルさんが良く使っている萬印堂さんにお願いすることに決める。冒険はしない。
品質はとても良いので満足したが、やはり高い。良いものは高いのだと納得した。


 

カード絵

萬印堂さんにカードのテンプレートを頂き(メールでくださいとお願いする)、それを使ってカード絵を描いていった。
マスコットキャラクターの「はたらくさん」はもともとなるみが2016年冬コミで配った名刺のキャラクターで、局所的に大人気だったのでそのまま使うことにした。
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※もともと鳴海製作所というサークル名で同人誌を出している。


縦横混じるカードだったので、統一感を出しつつ、見やすい感じで頑張った。
どのカードもフレーバーテキストと字コンテから絵が想像できたので、想像したままに描いた。
テキストや色合いも雰囲気で。自分の感覚を信じるんだ!
(はむおと何一つ変わらない感じになってないか)
(俺たちは雰囲気でボードゲームを作っていた)


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りえきカード:ヘッドハンティング
 
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ろうどうりょくカード:かろうし


ピクトグラムは初めて描いたけど結構たのしい。
カード絵はIllustratorCCですべて描いている。毎月課金しています。つらい。


 

箱絵

描いてから実際に印刷してみた。
すごくテンションが上がる。
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ここで、箱の横側の文字の向きなんかが合っているか確認した。
間違ってたら恥ずかしいからね。


 

取扱説明書

はむおに「取説書くから下書きを作ってくれ」と投げたら、これが返ってきた。
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※タイトル絵は古いやつ。これに色々付け加えて最後の形になった。


ほぼ出来上がっていたので、これをもとに萬印堂さんにいただいたテンプレに入れていく。

萬印堂さんにお願いした初版の取説では、全体のゲームの流れが記載されていなく、すこし分かりにくかった。
その為、印刷まで終わっていたのに取説のみ作り直した。

■変更前
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■変更後
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少しはわかりやすくなっていたらいいな。


 

印刷されたものが送られてくる

テンションが上がる。初めて作ったボードゲームだ!
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箱は自分で組み立てるので、箱を組んで、取説を折って、カードと取説を入れるという作業が必要になる。
箱もカードも余部が入っていて、少し汚れているものを抜くと丁度100個くらい作れた。


 

売る

売った話はこちら
nrmgoraku.hateblo.jp




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はい、以上で鳴海製作所娯楽部のボードゲームの作り方を終わります。
肝心のゲーム制作時に知りたそうなところが全然ないですね。

はむおがこれを読んで
「良い表現をするならば、『自分たちが作りたいものが定まっていれば雰囲気でゲームが作れます』って感じだよね★」
と良い感じにまとめてくれた。
感謝である。

現在、次回作を細々と作っているのですが、上の作り方とほぼ同じ方法でやっています。
次回は取説一発OKになるといいな。

なるみでした。